新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で130人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で56人(2020年12月24日)

保健省は政府支配地域で新たに130人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者70人が完治し、11人が死亡したと発表した。

これにより、12月24日現在の同地での感染者数は計10,701人、うち死亡したのは652人、回復したのは4,997人となった。

SANA(12月24日付)が伝えた。

**

反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で12月24日に新たに56人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、250人が完治し、3人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡10人、イドリブ郡2人、ハーリム郡0人、アリーハー郡1人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡6人、バーブ郡5人、アフリーン郡30人、アアザーズ郡2人。

これにより、同地での感染者数は計19,816人、うち回復したのは11,747人、死亡したのは299人となった。

AFP, December 24, 2020、ACU, December 24, 2020、ANHA, December 24, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2020、Reuters, December 24, 2020、SANA, December 24, 2020、SOHR, December 24, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts