米軍が駐留するダイル・ザウル県ウマル油田近くで発砲と爆発(2020年12月26日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下に位置し、米軍が基地を設置しているウマル油田近くで、何者かの発砲に続いて、爆発が発生した。

これを受けて、シリア民主軍は、米主導の有志連合の航空支援を受けて、ユーフラテス川東岸の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)の細胞の捜索活動を実施した。

一方では、シュハイル村で車に仕掛けられいた爆弾が爆発し、シリア民主軍の兵士1人が死亡した。

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ハサカ県では、SANA(12月25日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるフール町で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員やその家族、イラク難民、シリアの国内避難民(IDPs)を収容しているフール・キャンプ周辺から住民を強制退去させ、住宅を破壊、また農地や農場を没収した。

北・東シリア自治局の支配地域各所に違法に基地を設置し、駐留を続ける米軍のアジェンダに沿った軍事目的での接収だという。
http://www.sana.sy/wp-content/uploads/2020/12/15-106-660×330.jpg

AFP, December 26, 2020、ANHA, December 26, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2020、Reuters, December 26, 2020、SANA, December 26, 2020、SOHR, December 26, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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