シャーム解放機構と国民解放戦線はシリア政府がサラーキブ市・タルナバ村間に回廊を設置したことを「ウソ」「作り話」と一蹴(2021年2月22日)

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構のタキー・ディーン・ウマル広報関係局長は、シリア政府がイドリブ県のM4高速道路沿線のサラーキブ市・タルナバ村間に回廊を設置したことに関して、ドゥラル・シャーミーヤ(2月22日付)に対して、「こうした物言いには根拠がない」と一蹴した。

ウマル広報関係局長は「占領国ロシアの民兵は、「シリア革命」について常にウソを編み出し、全力で国内外の世論に誤解を植え付けてきた」と批判した。

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国民解放戦線のナージー・ムスタファー報道官(大尉)は報道声明を出し、支配地域の住民がサラーキブ市・タルナバ村間に設置した回廊を経由してシリア政府支配地域に脱出しようとするのを反体制派が阻止しているとの政府側の報道に関して、「繰り返されるスキャンダラスな作り話で、その制作は失敗している」と非難した。

ムスタファー報道官はまた「我らが住民が自分たちの地域、都市、村に帰る基本条件とは、アサドの悪党どもが去ることだということは周知の通りだ」と付言した。

AFP, February 22, 2021、ANHA, February 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 22, 2021、Reuters, February 22, 2021、SANA, February 22, 2021、SOHR, February 22, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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