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ハマースのミシュアル政治局長「現時点でダマスカスとの連絡は行われていない」(2021年5月14日)

ハマースのハーリド・ミシュアル政治局長はRT(5月13日付)に対して、「現時点でダマスカスとの連絡は行われていない」と述べ、シリアのアサド政権と関係改善に向けた折衝を行っていないことを明らかにした。

ミシュアル政治局長は次のように述べた。

我々はダマスカスに滞在していた。公的支援、そして民衆の支援を受けた黄金期だった。我々はそのことは評価している。だが、危機発生後、状況がそれを許さなくなった。だが、我々は誰とも敵対していない、シリアで起きていることに心を痛めている。シリアが一つであることを願っている。

いかなる危機においても当事者にはならない。宗派主義的、人種主義的、宗教主義的な対立から距離を置き、我々は共存できるし、ともに戦うことができる。

AFP, May 14, 2021、ANHA, May 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 14, 2021、Reuters, May 14, 2021、RT, May 14, 2021、SANA, May 14, 2021、SOHR, May 14, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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