アル=カーイダ支配下のイドリブ県でトルコの侵攻作戦に参加した経験のあるシリア国民軍メンバーの遺体が発見される(2021年5月17日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市で、トルコの支援を受けるシリア国民軍所属の東部自由人連合のメンバー1人が遺体で発見された。

殺害されたメンバーは、トルコ軍による「オリーブの枝」作戦、「平和の泉」作戦に参加した戦闘員だという。

一方、シャーム解放機構の治安部隊はフーア市でフッラース・ディーン機構のメンバー2人を死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるタスィール町で、シリア政府との和解に応じたシャーム自由人イスラーム運動の元メンバーが正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を53件(イドリブ県27件、ラタキア県15件、アレッポ県2件、ハマー県9件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は49件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を24件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, May 17, 2021、ANHA, May 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 17, 2021、Reuters, May 17, 2021、SANA, May 17, 2021、SOHR, May 17, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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