駐ドイツ・シリア大使館前でドイツ政府が大統領選挙在外投票を禁止したことに抗議するデモが行われる(2021年5月20日)

ドイツの首都ベルリンでは、SANA(5月20日付)によると、駐ドイツ・シリア大使館前で、ドイツ政府が大統領選挙在外投票を禁止したことに抗議するデモが行われ、在外居住者多数がシリア国旗などを掲げ抗議の意思を示した。

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外務在外居住者省は声明を出し、ドイツ政府が駐ドイツ・シリア大使館での大統領選挙在外投票を禁じたことを厳しく非難した。

声明は、ドイツ政府の決定が、シリア人の権利や自由をあからさまに侵害する行為だとしたえで、ドイツに住むシリア人を大統領選挙に参加できなくしても、シリアへの愛国的な帰属意識を奪うことはできないことをドイツ政府は認識すべきだと非難した。

また、ドイツ政府のこうした姿勢は、シリアの現状に悪影響を与え、安全と安定を強化することを妨げるものだと付言した。

SANA(5月19日付)が伝えた。

AFP, May 20, 2021、ANHA, May 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 20, 2021、Reuters, May 20, 2021、SANA, May 20, 2021、SOHR, May 20, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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