シャーム解放機構が自治を委託するシリア救国内閣の開発人道問題省は声明を出し、WFPによる政府支配地からのクロスラインでの人道支援の作業終了を発表(2021年9月2日)

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が支配地の自治を委託するシリア救国内閣の開発人道問題省は声明を出し、世界食糧計画(WFP)が8月30、31日にシリア政府の支配下にあるアレッポ県ミーズナール村の通行所を経由して反体制派支配地に入ったクロスラインでの食糧支援に関して、9月1日正午に搬送作業を完了したと発表した。

声明では、この作業によってWFPは、OCHAと連携して、合計で14輌の貨物車輌が食糧支援物資12,000パッケージをイドリブ県に搬入したとしたうえで、体制の支援を一切受けておらず、その犯罪の正当性を認めるものではないと強調、またシリア赤新月社との関係も否定した。

AFP, September 2, 2021、ANHA, September 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 2, 2021、Reuters, September 2, 2021、SANA, September 2, 2021、SOHR, September 2, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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