シリア反体制勢力の動き(2014年5月11日追記)

イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のアブー・ムハンマド・アドナーニー報道官は音声声明(https://www.youtube.com/watch?v=Va0xQt-p768)を出し、アル=カーイダの指導者アイマン・ザワーヒリー氏に対して、「過ちを認め」、シャームの民のヌスラ戦線の忠誠を拒むよう迫るとともに、シリアからの撤退を拒否した。

アドナーニー報道官はザワーヒリー氏に対し「あなたとあなたのアル=カーイダを二つの選択肢の前に置いている。過ちを続け…、世界のムジャーヒディーンの離反と対立を続けるか、自らの過ちを認め、正すかだ」としたうえで、「我々はあなたに改めて手を差し伸べ、もっとも義しきサラフのもっとも義しき末裔となそう。ウサーマ(・ビン・ラーディン)師はムジャーヒディーンを一つの言葉でまとめた。あなたはそれを完全に引き裂いた」と非難した。

そのうえでアドナーニー師は、ヌスラ戦線を「裏切り者」と評したうえで、ザワーヒリー師に対し「まずは過ちを撤回し…、裏切り者の忠誠を退けるよう呼びかける」と述べ、「我々にシャームからの撤退を唱導していることに関して、改めて言いたい。イスラーム法、知性、そして現状を踏まえると、これはほぼ不可能な命令だ…。アッラーの法のもとにムジャーヒディーンが治める地から撤退し…、(シリア革命反体制勢力国民)連立、裏切り者の(ヌスラ)戦線とその盗人どもにこれを明け渡すことにアル=カーイダが甘んじたとしても…、我らが主、そして我らが宗教はそうなることを拒むだろう」と付言した。

一方、アドナーニー報道官は、イラン、サウジアラビアといった諸外国に対しては先人の忠告や指示に従い行わない、との姿勢を明示した。

ARA News, May 12, 2014、al-Hayat, May 13, 2014、Kull-na Shuraka’, May 12, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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