シリア政府はダルアー市ダルアー・バラド地区に続いて、タファス市の元反体制武装集団メンバーの武装解除に向けた交渉を開始(2021年9月10日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市ダルアー・バラド地区で元反体制武装集団メンバーの武装解除、社会復帰に向けた手続き、政府との和解拒否者のシリア北部への退去が完了したのを受けて、タファス市で、軍事情報部ダルアー支部長のルワイユ・アリー准将を代表とする治安委員会が、同市の元反体制武装集団の司令官および中央委員会メンバーと会談した。

会談は、タファス市などダルアー県西部での軍・治安機関の拠点・検問所の設置、元反体制武装集団メンバーが保有する軽火器・中火器の引き渡しについて合意するのが目的。

一方、ダルアー市ダルアー・バラド地区では、シリア赤新月社が人道支援物資を搬入した。

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シリア人権監視団によると、シリア軍がタスィール町とナーフィア村を砲撃し、タスィール町では子供2人が負傷した。

AFP, September 10, 2021、ANHA, September 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 10, 2021、Reuters, September 10, 2021、SANA, September 10, 2021、SOHR, September 10, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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