シリア国内の暴力(2014年5月15日)

アレッポ県では、アレッポ・ニュース・ネットワーク(5月15日付)によると、対トルコ国境に位置するバーブ・サラーマ国境通行所に近いバス発着場(カラージュ・サッジュー)で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、シリア人権監視団によると29人が死亡(シリア人権監視団が16日に発表したところによると、死者数は43人)、クッルナー・シュラカー(5月15日付)によると150人以上が死傷した。

ARA News, May 15, 2014

爆発を受け、トルコ領内から救急車輌15台が現場に入り、負傷者らを搬送したという。

またシリア人権監視団によると、アターリブ町一帯を軍が5度にわたって空爆し、反体制武装集団戦闘員4人が死亡、16人以上が負傷した。

一方、SANA(5月15日付)によると、アレッポ市ライラムーン地区、アーミリーヤ地区、ラーシディーン地区、ブスターン・カスル地区、旧市外、バニー・ザイド地区、ブスターン・バーシャー地区、アレッポ中央刑務所周辺、マーリア市、タッル・リフアト市、カフルダーイル村、ダイル・ハーフィル市、アターリブ市、ハーン・アサル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サルマダー町一帯を軍が空爆し、女性5人を含む21人が死亡した。

一方、SANA(5月15日付)によると、サルマダー市郊外、カフルルーマー町、トゥウーム町、ラーミー町、マヒーン町、タッル・ハッターブ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市の野戦病院を軍のヘリコプターが「樽爆弾」で空爆し、子供3人を含む5人が死亡した。

一方、SANA(5月15日付)によると、ダルアー市マンシヤ地区、ミスリー交差点周辺、郵便局一帯、旧税関地区など、ジーザ町、ブスラー・シャーム町、マアルバ町、アトマーン村、タイバ町、ハーッラ丘、ナワー市周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ジュバイラ地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と軍が交戦した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、3月にイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が爆破・半壊させていたラッカ市のウワイス・カラニー・モスク廟で再び爆弾を爆発させた。

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ダマスカス郊外県では、SANA(5月15日付)によると、ダーライヤー市、アーリヤ農場、ハラスター市、ムライハ市周辺、ダイル・アサーフィール市・ザバディーン市間で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(5月15日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(5月15日付)によると、カーミシュリー市で反体制武装集団の戦闘員30人が当局に投降した。

AFP, May 15, 2014、AP, May 15, 2014、ARA News, May 15, 2014、Champress, May 15, 2014、al-Hayat, May 16, 2014、May 17, 2014、Kull-na Shuraka’, May 15, 2014、al-Mada Press, May 15, 2014、Naharnet, May 15, 2014、NNA, May 15, 2014、Reuters, May 15, 2014、SANA, May 15, 2014、UPI, May 15, 2014などをもとに作成。

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