ロシア軍がイドリブ県内のトルキスタン・イスラーム党の拠点などを爆撃(2021年9月15日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がジスル・シュグール市近郊の国内避難民(IDPs)キャンプ近くと、トルキスタン・イスラーム党が拠点を設置しているザルズール村近郊の飼料農場、ハマーマ村一帯を爆撃、住民多数が負傷した。

この爆撃で中国新疆ウイグル自治区出身の戦闘員の子供1人が死亡した。

ロシア軍戦闘機はまた、トルコのハタイ県(アレキサンドレッタ地方)との国境から10キロに満たない地点に対しても爆撃を加えた。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を28件(イドリブ県14件、ラタキア県6件、アレッポ県4件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は19件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を14件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, September 15, 2021、ANHA, September 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 15, 2021、Reuters, September 15, 2021、SANA, September 15, 2021、SOHR, September 15, 2021、September 16, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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