トルコ軍がイドリブ県に兵士300人以上を新たに派遣(2021年11月4日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所から兵士300人以上を載せた車輌数十輌からなる車列をシリア領内に新たに進入させた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、バスラトゥーン村一帯でシリア軍とシャーム解放機構が交戦した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ガーブ平原の灌漑計画地区で、シリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ラハム村と西ムライハ村を結ぶ街道で、シリアぐ軍兵士2人と民間人1人が乗った車が正体不明の武装集団の襲撃を受け、乗っていた3人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(イドリブ県1件、ラタキア県3件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を4件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, November 4, 2021、ANHA, November 4, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 4, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 4, 2021、Reuters, November 4, 2021、SANA, November 4, 2021、SOHR, November 4, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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