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ミルズ米国連副代表は来年1月10日に期限切れとなる越境(クロスボーダー)人道支援の延長を求める(2021年12月20日)

国連安保理でシリア情勢への対応を協議するための会合が開かれ、リチャード・M・ミルズ・Jr米国連副代表が、周辺諸国からシリアへの越境(クロスボーダー)人道支援を2022年1月10日までの半年間だけ延長することを定めた安保理決議第2585号(2021年7月9日)の失効が迫っているのを受けて、クロスボーダーの支援を「重要なライフライン」と位置づけ、その継続を求めた。

一方、シリアのバッサーム・シャッバーグ国連代表は、境界線経由(クロスライン)での支援を強化するための努力を進めているとしたうえで、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプについて、シリアの市民を苦しめ、テロ組織の温床となっていると非難、その閉鎖を求めた。

AFP, December 21, 2021、ANHA, December 21, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 21, 2021、Reuters, December 21, 2021、SANA, December 21, 2021、SOHR, December 21, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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