ジャアファリー副外相がレバノンの放送局によるインタビューのなかでサウジアラビア国連大使を「サウジの雇われ」と表現(2021年12月23日)

アサド政権のバッシャール・ジャアファリー外務在外居住者副大臣(外務副大臣)は、今月16日に行われた国連会合でサウジアラビアのアブドゥッラー・ムアッリミー国連大使が行った発言にコメントするかたちで、同大使を「サウジの雇われ」と表現した。

反体制系ウェブサイト「スーリーヤ・ネット」、レバノンの「マヤーディーン・ネット」などが伝えた。

この発言はレバノンのマヤーディーン・チャンネルが今月22日に同外相に対し行ったインタビューのなかでなされたもので、「シリアはこちらやあちらからサウジの雇われの声明に返答するには大きすぎる」と述べ、サウジ当局者による攻撃を意に介さない姿勢を示した。

また同外相は「依然として非アラブ的なアジェンダを適用している」としてサウジの政治ポリシーを批判した。

ムアッリミー国連大使は同会合において、「シリアにおける戦争が集結したとする彼らの言説を信じてはならない。終わったのであれば、国連決議を出す必要はないからである」としつつ、アサド大統領について「無実の頭蓋骨でできたピラミッドの上に立って偉大なる勝利を主張している」との見解を述べていた。

Al-Souria.net, December 23, 2021、Al Mayadeen.net, December 22, 2021などをもとに作成。

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