トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊のマイヤーサ村とスーガーニカ村を米国製のTOW対戦車ミサイルで攻撃し、シリア軍兵士2人負傷(2022年1月21日)

アレッポ県では、ANHA(1月21日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマイヤーサ村とスーガーニカ村を米国製のTOW対戦車ミサイルで攻撃し、シリア軍兵士2人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・ヌーラーン村、カフル・アンマ村、アターリブ市一帯を砲撃、カフル・ヌーラーン村一帯で「決戦」作戦司令室と交戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村、ザーウィヤ山地方のスフーフン村、ファッティーラ村、バーラ村、ダイル・サンバル村、バイニーン村を砲撃し、ダイル・ザンバル村、アーフィス村一帯で交戦した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のズィヤーラ村、カーヒラ村、アンカーウィー村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムザイリーブ町とタッル・シハーブ町を結ぶ街道地域で正体不明の武装集団が住民1人を銃で撃って殺害した。

またムザイリーブ町でも正体不明の武装集団が住民1人を銃で撃って殺害した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反2件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, January 21, 2022、ANHA, January 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 21, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 21, 2022、Reuters, January 21, 2022、SANA, January 21, 2022、SOHR, January 21, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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