アサド大統領はシリアを訪問したモーリタニア・シリア友好委員会議長を務めるスハイブ議員を代表とする使節団と会談(2022年5月17日)

アサド大統領は、シリアを訪問したモーリタニア・シリア友好委員会議長を務めるモーリタニア議会のムスタファー・スハイブ議員を代表とする使節団と首都ダマスカスで会談した。

SANA(5月17日付)によると、会談では、アラブ地域情勢、同地域の諸国民がアイデンティティを維持することで地域の安定に果たす役割などについて意見が交わされた。

アサド大統領は会談のなかで、この地域における戦争が基本的には「思想とイデオロギーの戦い」で、軍事的な戦争以上に危険で、大きな悪影響を与えると指摘、モーリタニア国民がシリアと地理的に遠いにもかかわらず、歴史上のさまざまな段階において常に、自らのアイデンティティとアラブ人としての帰属を誇示してきたと評価した。

そのうえで、使節団との交流で提起されたさまざまなアイデアを行動に移し、両国民の関係強化と利益向上につなげたいとの意思を示した。

AFP, May 17, 2022、ANHA, May 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2022、Reuters, May 17, 2022、SANA, May 17, 2022、SOHR, May 17, 2022などをもとに作成。

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