トルコ軍がアレッポ県、ラッカ県、ハサカ県への砲撃を続ける(2022年11月29日)

アレッポ県では、ANHA(11月29日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のバイナ村、スーガーニカ村、マイヤーサ村、シャッラー村近郊のファイサル製粉工場のロシア軍基地一帯、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のズール・マガール村、ジャールカリー村、クーラーン村、カッラ・ムーグ村、ジャイシャーン村を砲撃した。

このうち、バイナ村、スーガーニカ村、マイヤーサ村に対する砲撃で、住民2人が負傷した。

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ラッカ県では、ANHA(11月29日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のズィヌービヤー村、アブー・サッラ村、トルコ占領下のタッル・アブヤド市に近いイブラーヒーム・カルドゥー村を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(11月29日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のクーザリーヤ村、タッル・ラバン村、タッル・タウィーラ村
アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のシャイフ・ファーティミー村、ハミーディーヤ村、ウンム・カイフ村を砲撃した。

一方、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、同軍に所属するタッル・タムル軍事評議会がディブス村に進行しようとしたシリア国民軍を撃退したと発表した。

また、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市に近いマナージール村近郊で、シリア民主軍の砲撃により、シリア国民軍に所属するスルターン・ムラード師団のメンバー2人が負傷した。

AFP, November 29, 2022、ANHA, November 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 29, 2022、Reuters, November 29, 2022、SANA, November 29, 2022、SOHR, November 29, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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