ダルアー県治安筋:ジャースィム市で10月半ばに殺害されたアブドゥッラフマーン・イラーキーはダーイシュ第3代指導者のアブー・ハサン・ハーシミー・クラシーと同一人物(2022年12月2日)

ダルアー県の治安筋は、11月30日にダーイシュ(イスラーム)が死亡したと発表したアブー・ハサン・ハーシミー・クラシー指導者に関して、10月15日に同県ジャースィム市でシリア軍と地元民兵が殺害したアブドゥッラフマーン・イラーキーを名乗る人物(通称「サイフ・バグダード」(バグダードの剣))と同一人物だと発表した。

同筋はSANA(12月2日付)に対して以下の通り述べた。

ダーイシュの南部地区総司令官(アミール)と称されていたテロリスト、アブー・ハサン・ハーシミー・クラシー、通称「サイフ・バグダード」は、ダルアー県農村のジャースィム市北部地区にある本部への攻撃により、彼のグループのメンバー全員とともに殺害され、シリアの各メディアはその際これを報じた。

テロリスト、クラシーは、イラク国籍で、ヨルダン、イラク、シリア領内に影響力を拡大すべく組織運営や監督活動を行っているとされた。銅人物は、ダルアー県北部での一連の暗殺行為を計画した筆頭の首謀者で、それらはダルアー県北部の農村のジャースィム市の農場に設置された一種の「復讐裁判所」においいて発出される「ファトワー」に則って活動するネットワークを通じて行われた。

AFP, December 2, 2022、ANHA, December 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 2, 2022、Reuters, December 2, 2022、SANA, December 2, 2022、SOHR, December 2, 2022などをもとに作成。

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