外務在外居住者省:シリア北東部、タンフ国境通行所一帯での米国などの国際法違反による被害総額は1119億米ドル(2022年12月14日)

外務在外居住者省は、国連事務総長と安保理議長に書簡を提出、そのなかで、米国、それに与する民兵やテロ組織が、シリア北東部およびヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域で、国際法や国連憲章に違反し、違法駐留、侵略行為、石油、ガス、小麦などの資源の盗奪を体系的に継続していると批判、米国およびその同盟者らによる違反行為を停止させるために緊急に行動を起こすよう改めて求めた。

声明によると、米国などによる違反行為による被害総額は1119億米ドルに達する。

うち直接被害額は259億米ドルで、内訳は石油、ガスなどの天然資源の被害額が198億米ドル、設備の破壊や略奪による被害額が32億米ドル、有志連合の爆撃による被害額が29億米ドル。

これらの被害に伴う間接的な被害額が860億米ドルにのぼるという。

AFP, December 14, 2022、ANHA, December 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, December 14, 2022、Reuters, December 14, 2022、SANA, December 14, 2022、SOHR, December 14, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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