イドリブ県で新興のアル=カーイダ系組織のアンサール・タウヒードがシリア軍拠点に特攻自爆(インギマースィー)攻撃を実施するも、シリア軍の迎撃で戦闘員多数死傷(2023年1月18日)

イドリブ県では、国防省がフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて発表した声明によると、シリア軍部隊がザーウィヤ山地方のバーラ村およびカンスフラ村方面、マアーッラト・ムーハス村およびブライジュ村方面からの攻撃を迎撃し、テロリスト多数を殲滅した。

攻撃は悪天候に乗じたもので、重火器による砲撃の後、同地のシリア軍の拠点複数ヵ所に対して行われた。

攻撃は数時間に及んだが、シリア軍の迎撃によりテロリスト側は甚大な被害を受けた。

シリア人権監視団、ステップ・ニュース通信(1月18日付)などによると、攻撃は、新興のアル=カーイダ系組織の一つであるアンサール・タウヒードによる特攻自爆(インギマースィー)攻撃で、激しい戦闘で多数が死傷したという。

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一方、シリア人権監視団によると、シリア軍はバーラ村をはじめとするザーウィヤ山地方の村々に対して100発以上の砲弾を撃ち込み、ホワイト・ヘルメットによると、民間人1人が死亡した。

AFP, January 18, 2023、ANHA, January 18, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2023、Reuters, January 18, 2023、SANA, January 18, 2023、SOHR, January 18, 2023、Stem News Agency, January 18, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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