イスタンブールでの自爆テロの実行犯はダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓ったサウジアラビア帰りのトルコ系シリア人(2016年1月13日)

ARA News(1月13日付)は、アレッポ県ジャラーブルス市郊外で活動する複数の活動家の話として、12日にトルコのイスタンブール(スルタン・アフメト広場)で発生し、ドイツ人10人が犠牲となった自爆テロの実行犯が「ナビール・アブドゥッラティーフ・ファドリーを名乗るアマールナ村出身のトルクメン人」だと伝えた。

アマールナ村は、ジャラーブルス市西部約7キロに位置し、住民全員がトルクメン人(トルコ系シリア人)で、ファドリー氏の家族はジャラーブルス市一帯の名望家の一つだという。

活動家らによると、ナビール氏の父親のアブドゥッラティーフ氏(アブー・シハーブ)は、サウジアラビアでの滞在後、10年前にシリアに帰国、シリア農業銀行ジャラーブルス支店の支店長を務めたのち、家族とともにマンビジュ市(アレッポ県)に転居、そこで家具屋を営んでいたという。

ファドリー氏はまた、マンビジュ市がダーイシュ(イスラーム国)の支配下に入った後、兄弟とともにダーイシュに忠誠を誓い、各地で戦闘に参加、2週間前までユーフラテス河畔のティシュリーン・ダム一帯での西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘に従軍していたという。

ARA News, January 13, 2016

 

AFP, January 13, 2016、AP, January 13, 2016、ARA News, January 13, 2016、Champress, January 13, 2016、al-Hayat, January 14, 2016、Iraqi News, January 13, 2016、Kull-na Shuraka’, January 13, 2016、al-Mada Press, January 13, 2016、Naharnet, January 13, 2016、NNA, January 13, 2016、Reuters, January 13, 2016、SANA, January 13, 2016、UPI, January 13, 2016などをもとに作成。

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