西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のライラー・アブドゥッラー報道官(「ジャズィーラの嵐」作戦司令室)は、公式サイトSDF-Press(10月22日付)を通じて、22日早朝にダイル・ザウル県マヤーディーン市北東部のユーフラテス川左岸(東岸)に位置するシリア最大の油田地帯ウマル油田をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧したと発表した。
19日にシリア軍が、ウマル油田を見下ろすことができるズィーバーン町を制圧、21日には同油田を射程圏内に収め、制圧をめざしていた。
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ウマル油田は、シリア最大の油田で、「アラブの春」が波及する以前は1日3万バレルの石油を生産していた。
同油田は2013年11月に自由シリア軍ダイル・ザウル軍事評議会を名乗る武装集団が制圧したが、同組織は2014年6月に、カリフ制樹立を宣言したダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓い、油田もダーイシュの支配下に入った。
AFP, October 22, 2017、ANHA, October 22, 2017、AP, October 22, 2017、ARA News, October 22, 2017、Champress, October 22, 2017、al-Hayat, October 23, 2017、Kull-na Shuraka’, October 22, 2017、al-Mada Press, October 22, 2017、Naharnet, October 22, 2017、NNA, October 22, 2017、Reuters, October 22, 2017、SANA, October 22, 2017、SDF-Press, October 22, 2017、UPI, October 22, 2017などをもとに作成。
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