パレスチナ・キャンプ・ネットワーク(3月15日付)は、複数の地元消息筋から得た情報だとして、ダマスカス県南部のカダム区、タダームン区、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ、ダマスカス郊外県ハジャル・アスワド市で活動を続けるダーイシュ(イスラーム国)と同地を包囲するシリア軍が2日にわたる戦闘の末に、同地での停戦に合意したと発表した。
この停戦合意は、①双方による発砲停止、②シリア政府当局によるカダム区検問所の開放、③ダーイシュ・メンバーの退去にかかる交渉の開始、を骨子とする。
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ドゥラル・シャーミーヤ(3月15日付)によると、13日にダマスカス県カタム区を出発し、ハマー県カルアト・マディーク町に到着した大型バス26台のうち、トルコ軍の実質占領下にあるアレッポ県ジャラーブルス市への退去を希望する戦闘員(アジュナード・シャーム・イスラーム連合)とその家族202人を乗せたバス7台が同地への受入を拒まれ、カルアト・マディーク町に引き返した。
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なお、ダマスカス県南部では、13日に反体制派戦闘員が退去、ダーイシュとシリア軍の戦闘がにかわに激化していた(http://syriaarabspring.info/?p=47270)。
AFP, March 15, 2018、ANHA, March 15, 2018、AP, March 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 15, 2018、al-Hayat, March 16, 2018、Reuters, March 15, 2018、SANA, March 15, 2018、Shabaka al-Mukhayyamat al-Filastiniya – Shamikh, March 15, 2018、UPI, March 15, 2018などをもとに作成。
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