BRICs首脳会談がブラジルの首都ブラジリアで開催され、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領、中国の習近平国家主席、ブラジルのジャイール・ボルソナーロ大統領、南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領、インドのナレンドラ・モディ首相が出席した。 SANA(11月14日付)によると、会談ではシリア情勢についても意見が交わされ、首脳らは、人道支援の充実、イドリブ県での停戦を「テロ組織」には適用しないこと、制憲委員会(憲法委員会)への支持などが確認された。 会談後の記者会見で、プーチン大統領は、米国のシリア駐留を改めて違法だと指摘、ヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダンとの国境地帯のルクバーン・キャンプからの国内避難民(IDPs)の帰還を妨害していると非難した。 AFP, November 14, 2019、ANHA, November 14, 2019、AP, November 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2019、Reuters, November 14, 2019、SANA, November 14, 2019、SOHR, November 14, 2019、UPI, November 14, 2019などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.