ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・タムル町近郊のマフムーディーヤ村を攻撃し、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は同地からカースィミーヤ村に撤退した。 また、トルコ軍の無人航空機がアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のウンム・カイフ村近くにあるシリア民主軍の拠点を爆撃した。 一方、SANA(11月3日付)によると、シリア軍地上部隊がタッル・タムル町一帯およびアブー・ラースィーン(ザルカーン)町での展開を強化、戦車などの重火器を配備した。 [embed]https://youtu.be/-byFwfE3o4Y[/embed] [embed]https://youtu.be/8OgklqDIQz0[/embed] ** ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの支援を受ける国民軍がアイン・イーサー市東のスカイルー村、マスウーディーヤ村、ウンム・バラーミール村、シャルカラーク村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦した。 国民軍の攻撃はM4高速道路寸断が目的。 ** アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある県北部のカルジャブリーン村でシャーム戦線の司令官の車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、この司令官は重傷を負った。 また、ジャラーブルス市でも、オートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発し、1人が負傷した。 AFP, November 3, 2019、ANHA, November 3, 2019、AP, November 3, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 3, 2019、Reuters, November 3, 2019、SANA, November 3, 2019、SOHR, November 3, 2019、UPI, November 3, 2019などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.