エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領は、シャルム・エル・シャイクで開催され第8回全国青年大会で演説し、シリア・ロシア両軍による「テロとの戦い」を黙認する姿勢を示した。 スィースィー大統領は「シリアを破壊するため、2011年に諸外国によってテロがシリアにもたらされた…。諸外国はシリアを破壊し、中東に真空を作り出そうと決めたのだ」としたうえで、「シリアでの破壊規模は甚大だ。伝統的な戦争には、国をこのように破壊することなどできない。だから、諸外国はテロ集団を用いて、テロリストを当該地域の基地に集め、教練し、武器を供与してきたのだ」などと述べた。 SANA(9月14日付)などが伝えた。 AFP, September 14, 2019、ANHA, September 14, 2019、AP, September 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2019、Reuters, September 14, 2019、SANA, September 14, 2019、SOHR, September 14, 2019、UPI, September 14, 2019などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.