ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、ウクライナ軍とともに戦っている外国人傭兵についてのデータを公表した。 コナシェンコフ報道官によると、ロシアがウクライナで特別軍事作戦を開始した2月24日以降、64ヵ国からウクライナ入りした外国人傭兵の数は6,956人で、うち1,956人が戦死、1779人が帰国、17日の時点で少なくとも3,221人がウクライナ軍とともに戦闘に参加している。 コナシェンコフ報道官はまた、「我々のデータベースには、現在ウクライナ軍とともに敵対行為に直接参加している傭兵だけでなく、教練を行い、作戦や西側がウクライナに供与した兵器の修理を支援する教官も含まれている」と述べた。 傭兵の派遣に関して、EU諸国のなかで「誰もが認める指導者」はポーランドで、1,831人のポーランド人傭兵がウクライナ入りし、378人が戦死、272人が帰国している。 続いて、ルーマニアで、504人の傭兵が入国、102人が戦死、98人が帰国した。 3番目が英国で、530人が入国、214人が戦死、169人が帰国。 また、アメリカとカナダからは、それぞれ530人、601人がウクライナ入りしている。 中東、南カフカス地方、アジアのなかでは、ジョージアがもっとも多くの傭兵を送り出しており、その数は355人、うち120人が戦死、90人が帰国した。 シリアのユーフラテス川東岸の米国の支配地域から移送されたテロ組織の民兵がジョージアの傭兵に続いており、その数は200人で、うち80人が殺害され、66人が帰国した。 アナトリア通信(6月17日付)などが伝えた。 AFP, June 17, 2022、Anadolu Ajansı, June 17, 2022、ANHA, June 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 17, 2022、Reuters, June 17, 2022、SANA, June 17, 2022、SOHR, June 17, 2022などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.