ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室が県北部のクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。 「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。 ** イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、スフーフン村、バイニーン村、カンスフラ村一帯、バーラ村を砲撃した。 ** ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヤードゥーダ村でシリア政府との和解に応じた反体制武装集団の元メンバーが何者かによって銃で撃たれて即死した。 ** ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反3件(イドリブ県2件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。 一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反3件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。 https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3167795246796543 AFP, February 25, 2022、ANHA, February 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 25, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 25, 2022、Reuters, February 25, 2022、SANA, February 25, 2022、SOHR, February 25, 2022などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.