トルコで活動する「独立系シンクタンク」を名乗るジュスール研究センターは「シリアにおける外国部隊の拠点:2021年末、2022年初め」と題した報告書を公開し、シリア領内における米主導の有志連合、ロシア軍、トルコ軍、「イランの民兵」の基地・駐留拠点の数、場所を明らかにした。 同報告書によると、これらの国・勢力の基地・拠点は597カ所。 内訳は以下の通り: 有志連合:28カ所(ハサカ県17カ所、ダイル・ザウル県9カ所、ダマスカス郊外県(正しくはヒムス県)2カ所) ロシア軍:114カ所(ハマー県24カ所、ハサカ県16カ所、アレッポ県12カ所、ヒムス県11カ所、ダイル・ザウル県10カ所、ダマスカス県・ダマスカス郊外県9カ所、スワイダー県9カ所、ラッカ県7カ所、イドリブ県6カ所、ダルアー県4カ所、ラタキア県3カ所、クナイトラ県2カ所、タルトゥース県1カ所) トルコ軍:122カ所(アレッポ県57カ所、イドリブ県48カ所、ラッカ県10カ所、ハサカ県4カ所、ラタキア県2カ所、ハマー県1カ所) 「イランの民兵」:333カ所(アレッポ県86カ所、ダマスカス県・ダマスカス郊外県69カ所、ヒムス県38カ所、ダイル・ザウル県27カ所、ダルアー県22カ所、イドリブ県22カ所、クナイトラ県19カ所、ハマー県18カ所、ラッカ県15カ所、ラタキア県8カ所、スワイダー県8カ所、ハサカ県1カ所) Jusoor, December 17, 2021をもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.