フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官を代表とするUNHCR使節団がシリアを訪問し、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣と会談した。 SANA(10月17日付)によると、ミクダード外務在外居住者大臣は会談のなかで、UNHCRとの協力を継続強化することが重要だとしたうえで、難民、国内避難民(IDPs)の帰還促進に向けてシリア政府が実施している政策を説明した。 また、欧米諸国の一方的制裁が経済にもたらしている悪影響が難民、IDPsの帰還を阻害し、機関希望者のニーズに対応しようとする国家や人道機関の足枷となっていると述べた。 これに対して、グランディ国連難民高等弁務官は引き続き、難民、IDPsの帰還支援に向けて、外国のアジェンダを排除し、シリア政府と協力する意思を示した。 https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3109684139318692 AFP, October 17, 2021、ANHA, October 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2021、Reuters, October 17, 2021、SANA, October 17, 2021、SOHR, October 17, 2021などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.