ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、9月7日に難民311人(うち女性93人、子供158人)が新たに帰国したと発表した。 このうちレバノンから帰国したのは難民311人(うち女性93人、子供158人)、ヨルダンから帰国したのは0人。 これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は700,992人となった。 内訳は、レバノンからの帰還者305,744人(うち女性91,888人、子ども155,648人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。 43カ国で難民登録したシリア人の数は6,791,032人。 なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は930,272人(うち女性279,164人、子供474,139人)となった。 https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3037176283191774 ** 一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。 2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は98,216人(うち女性37,990人、子供33,289人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,367,812人(うち女性420,549人、子供677,990人)。 Ministry of Defence of the Russian Federation, September 8, 2021をもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.