アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるミーズナール村を砲撃した。 「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。 ** イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村を砲撃した。 ** ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるドゥワイル・アクラード村を砲撃した。 ** ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカッバーナ村近郊の丘陵地帯を砲撃した。 ** ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市で正体不明の武装集団が男性を射殺した。 ** ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を23件(イドリブ県13件、ラタキア県6件、アレッポ県3件、ハマー県2件)確認したと発表した。 シリア政府によると、停戦違反は20件。 一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を15件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。 AFP, August 25, 2021、ANHA, August 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 25, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, August 25, 2021、Reuters, August 25, 2021、SANA, August 25, 2021、SOHR, August 25, 2021などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.