ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月12日付)を公開し、6月11日に難民276人(うち女性83人、子供141人)が新たに帰国したと発表した。 このうちレバノンから帰国したのは難民276人(うち女性83人、子供141人)、ヨルダンから帰国したのは0人。 これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は674,197人となった。 内訳は、レバノンからの帰還者278,949人(うち女性83,843人、子ども141,990人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。 43カ国で難民登録したシリア人の数は6,755,749人。 なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は903,477人(うち女性271,119人、子供460,481人)となった。 ** 一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。 2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は88,554人(うち女性32,794人、子供31,973人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,357,150人(うち女性415,353人、子供675,739人)。 Ministry of Defence of the Russian Federation, June 12, 2021をもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.