ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月14日付)を公開し、5月13日に難民304人(うち女性92人、子供155人)が新たに帰国したと発表した。 このうちレバノンから帰国したのは難民304人(うち女性92人、子供155人)、ヨルダンから帰国したのは0人。 これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は665,374人となった。 内訳は、レバノンからの帰還者270,126人(うち女性81,196人、子ども137,490人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。 43カ国で難民登録したシリア人の数は6,749,518人。 なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は894,654人(うち女性268,472人、子供455,981人)となった。 ** 一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。 2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は86,104人(うち女性31,955人、子供31,461人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,354,700人(うち女性414,514人、子供675,227人)。 Ministry of Defence of the Russian Federation, May 14, 2021をもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.