ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月21日付)を公開し、4月20日に難民269人(うち女性80人、子供137人)が新たに帰国したと発表した。 このうちレバノンから帰国したのは難民269人(うち女性80人、子供137人)、ヨルダンから帰国したのは0人。 これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は658,745人となった。 内訳は、レバノンからの帰還者263,497人(うち女性79,207人、子ども134,109人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。 43カ国で難民登録したシリア人の数は6,756,619人。 なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は888,025人(うち女性266,483人、子供452,600人)となった。 ** 一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。 2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は85,191人(うち女性31,537人、子供31,308人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,353,787人(うち女性414,096人、子供675,074人)。 Ministry of Defence of the Russian Federation, April 21, 2021をもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.