ANHA(3月18日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県のハサカ市、カーミシュリー市、アームーダー市、タッル・ハミース市、タッル・ブラーク町、カフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市、マアバダ(カルキールキー)町、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村、ヤアルビーヤ(タッル・クージャル)町、マーリキーヤ(ダイリーク)市、タッル・タムル町、ワーシューカーニー国内避難民(IDPs)キャンプ、ダルバースィーヤ市、ラッカ県のラッカ市、アレッポ県のアレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区、アイン・アラブ(コバネ)市、タッル・リフアト市近郊(バーブニス村とファーフィーン村を結ぶ街道)で、トルコによるアレッポ県アフリーン市占領(2018年3月18日)から3年が経ったのに合わせてデモを行った。 各会場には、数百人から数千人の住民らが集まり、アフリーン郡の解放を訴えた。 ** 人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は、トルコによるアフリーン市占領から3年が経ったのに合わせて声明を出し、トルコが同地を過激派とテロの温床に変貌させたと非難、シリアのすべての社会勢力に一致団結してトルコを含むあらゆる占領者に抵抗するよう呼びかけた。 ** 北・東シリア自治局も声明を出し、トルコの占領がシリア内戦の根本的な原因で、シリアの地理的・社会的分断をもたらしていると非難、同地区解放に向けた闘争を継続する意思を表明した。 AFP, March 18, 2021、ANHA, March 18, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 18, 2021、Reuters, March 18, 2021、SANA, March 18, 2021、SOHR, March 18, 2021などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.