アサド大統領は、シリアを訪れた赤十字国際委員会(ICRC)のペーター・マウラー総裁と首都ダマスカスで会談し、シリアでのICRCの活動、人道およびサービス部門における国民のニーズに対応した政府との協力関係について意見を交わした。 アサド大統領は会談で、人道活動における最優先事項がシリア人の生活改善を支援する分野に集中的に向けられ、水道網や電力網などインフラ復旧など、難民帰還にふさわしい状況を作り出すことに資するものでなければならないと述べた。 これに対して、マウラーICRC総裁は、シリア政府との連携で支援活動の困難が軽減していることに謝意を示した。 会談には、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣、ハーリド・ハブーバーティー・シリア赤新月社代表、クリストフ・マルティンICRCシリア代表が同席した。 https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/370034941829492 ** また、ミクダード外務在外居住者大臣は、マウラーICRC総裁を代表とする使節団と個別に会談し、政府とICRCの協力・連携の強化の方途について意見を交わした。 会談には、バッシャール・ジャアファリー外務在外居住者副大臣、外務在外居住者省国際機関・大会局のムハマディーヤ・ナアサーン氏、同閣僚局のルワイ・シュルバジー氏、ICRCのファブリツィオ・カルボーネ中近東地域事業局長、クリストフ・マルティン・シリア代表、アンドレア・ヒース同副代表、シリア軍将兵が同席した。 https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3261630377457400 SANA(5月9日付)が伝えた。 AFP, May 9, 2022、ANHA, May 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2022、Reuters, May 9, 2022、SANA, May 9, 2022、SOHR, May 9, 2022などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.