シリア人権監視団は、8月28日にイスラエル軍がダマスカス郊外県のマーニア山一帯で実施した爆撃と空挺作戦での標的の詳細を発表した。 それによると、マーニア山一帯には、以下の装備を有する戦略的拠点が点在していたという。 ・第77防空旅団司令部(前政権におけるダマスカス防衛旅団) o 改良型ペチョラ2Mミサイルを装備した4個大隊 o S-75ヴォルガ地対空ミサイル装備した4個大隊 o サム6クヴァドラートを装備した3個大隊 o ZSU-23-4シルカ対空自走砲を装備した1個大隊 o イグラSA-18携帯式地対空ミサイル備蓄庫 ・第2作戦指令室(M-1司令部とハーッラ丘の偵察諜報センターS-2を結ぶ指令室) ・第1電子防衛旅団、第661大隊第1連隊 o 中国製レーダーLSS-1 o ソ連製P-14の改良版のOSS-2アブロナ(北朝鮮の協力により改良) ・北朝鮮製の衛星航法妨害用電子戦システム(第4電子戦連隊所属) ・第1・第2連隊の追加電子戦施設(少数の人員配置) ・軍事情報部の太陽光発電式監視・誘導装置 ・第1戦車師団所属のZSU-23-4シルカ対空自走砲 (C)青山弘之 All rights reserved.