ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月24日付)を公開し、10月23日に難民512人(うち女性154人、子供262人)が新たに帰国したと発表した。 このうちレバノンから帰国したのは難民512人(うち女性154人、子供262人)、ヨルダンから帰国したのは0人。 これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は617,709人となった。 内訳は、レバノンからの帰還者222,461人(うち女性66,882人、子ども113,187人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。 43カ国で難民登録したシリア人の数は6,722,350人。 なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は846,989人(うち女性254,158人、子供431,678人)となった。 Ministry of Defence of the Russian Federation, October 24, 2020をもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.