ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月7日付)を公開し、3月6日に難民865人が新たに帰国したと発表した。 このうちレバノンから帰国したのは228人(うち女性68人、子供116人)、ヨルダンから帰国したのは637人(うち女性191人、子供325人)。 これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は571,102人となった。 内訳は、レバノンからの帰国者180,445人(うち女性54,531人、子ども92,324人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者390,657人(うち女性117,240人、子ども199,227人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。 45カ国で難民登録したシリア人の数は6,580,101人(うち女性1,974,030人、子供3,355,852人)。 また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は800,382人(うち女性240,429人、子供408,473人)となった。 Ministry of Defence of the Russian Federation, March 7, 2020をもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.