ロシアのアレクサンドル・ラヴレンティフ・シリア問題担当大統領特使がシリアを訪問し、アサド大統領と会談した。 シリアの大統領府によると、会談では、シリア政府による全土支配回復と国家機関の復帰を、シリア政府の支配下に復帰した地域の安定回復と安全確保の基本に据えることが確認された。 会談ではまた、政治プロセス(制憲委員会など)の進捗、近く予定されているアスタナ会議の準備状況などについて意見が交わされ、政治プロセスに内政干渉を試みる一部の国に対抗するために引き続き協議・連携を行うことの重要性が確認されたという。 AFP, December 2, 2019、ANHA, December 2, 2019、AP, December 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 2, 2019、Reuters, December 2, 2019、SANA, December 2, 2019、SOHR, December 2, 2019、UPI, December 2, 2019などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.