ハサカ県では、SANA(10月27日付)によると、シリアの共和国ムフティーのアフマド・バトルッディーン・ハッスーン師が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるハサカ市を訪問し、ムアーッズ・ブン・ジャバル・モスクで説教を行った。 このなかで、ハッスーン師は次のように述べた。 「トルコが我々の土地を欲している…。アッラーは、部族、クルド人、シリア正教、アッシリア教会、アルメニア教会の男たちからなる我々の軍を支えてくれている…」。 このように私が言うのでなければ、指導者(アサド大統領)は私をここに派遣することはなかった。 街道を通じてここに車での間に、我が民族の男たちを見てきた。彼らはみな銃を手にしていた…。あなたたちがもしシオニストという敵に対峙して国境にいてくれたら、その勇気は認められただろう。だがあなたたちは互いに武器を向け合っている。 米国が守ってくれると思っている者に言いたい。米国はあなた方を裏切った。あなた方を殺戮に晒した…。米国は自国の利益、そして石油しか欲していない。 ダマスカスへの門は米国ではなく、彼(人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官)に対して開かれている…。アブディー氏は、米国大統領に「私の訪問は許されますか? 私はあなたを訪ねてもいいですか」などと訊いている。ダマスカスはあなた方の前でその門戸を開いているにもかからわずだ」。 ハッスーン師はまた、ハサカ市内にあるシリア正教の聖ギルジス大聖堂を訪問し、キリスト教会の代表らと面談した。 AFP, October 25, 2019、ANHA, October 25, 2019、AP, October 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2019、Reuters, October 25, 2019、SANA, October 25, 2019、SOHR, October 25, 2019、UPI, October 25, 2019などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.