北・東シリア自治局の防衛を担う人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・コバネ総司令官はバスニュース(6月2日付)に対して、アサド政権、トルコのいずれと戦争することも望んでおらず、両者と対話の用意があると述べた。 コバネ総司令官は「我々は評議会の設置を通じて我が部隊の再編をしようとしている」としたうえで、「我々はこの地域で戦闘を望んでいない。我々は戦争せずに対話を通じて問題解決をするために行動している。我々は政権であれ、トルコであれ、そのほかの当事者であれ、彼らとの政治的解決にいたる用意がある。我々の問題解決策は対話だ」と述べた。 AFP, June 2, 2019、ANHA, June 2, 2019、AP, June 2, 2019、Basnews, June 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 2, 2019、al-Hayat, June 3, 2019、Reuters, June 2, 2019、SANA, June 2, 2019、SOHR, June 2, 2019、UPI, June 2, 2019などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.