ロシア外務省は声明を出し、アレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使と、ロシアのセルゲイ・ヴェルシニン外務副大臣がサウジアラビアを訪問し、首都リヤドでムハンマド・ビン・サルマーン皇太子と会談、両国関係、中東・湾岸情勢などについて意見を交わしたと発表した。 ラヴレンチエフ特使とヴェルシニン次官はまた、ジュネーブ会議に参加する反体制派の最高交渉委員会のナスル・ハリーリー代表と会談し、制憲委員会の設置など、シリア危機解決の方途について意見を交わしたと付言した。 スプートニク・ニュース(4月19日付)が伝えた。 なお、サウジアラビア日刊紙『イーラーフ』(4月18日付)は、ハリーリー代表が「国連のゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表の活動によって、シリア問題において近く打開策が示されるだろう」と述べたと伝えている。 AFP, April 19, 2019、ANHA, April 19, 2019、AP, April 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 19, 2019、al-Hayat, April 20, 2019、Ilaf, April 19, 2019、Reuters, April 19, 2019、SANA, April 19, 2019、Sputnik News, April 19, 1019、UPI, April 19, 2019などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.