ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月24日付)を公開し、3月23日に難民947人が新たに帰国したと発表した。 このうちレバノンから帰国したのは288人(うち女性87人、子供147人)、ヨルダンから帰国したのは659人(うち女性198人、子供336人)。 これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は166,784人となった。 内訳は、レバノンからの帰国者61,114人(うち女性18,475人、子ども30,088人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者106,329人(うち女性31,923人、子ども54,216人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。 また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 396,723人(うち女性119,056人、子供202,226人)となった。 なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,673,308人(うち女性2,002,592人、子供3,404,407人)。 一方、国内避難民579人が新たに帰宅した。 うち東グータ地方に帰宅したのは38人(うち女性16人、子供10人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは43人(うち女性19人、子供13人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは498人(うち女性95人、子ども327人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。 これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は14,139人(うち女性4,794人、子供6,147人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,282,735人(うち女性387,353人、子供649,913人)となった。 Ministry of Defence of the Russian Federation, March 24, 2019をもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.