イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月12日付)によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構の治安部隊が県内での爆破事件に関与していたとされるシリアの諜報機関の細胞を摘発した。 治安機関の報道官だというウバイダ・サーリフ氏が発表した報道向け声明によると、摘発したのは諜報機関工作員からなる2つのグループで、県内の30件以上の爆破事件に関与しており、シリア駐留ロシア軍の本部があるラタキア県のフマイミーム航空基地に所属しており、彼らが使用した車輌がこの基地で目撃されていたという。 なお、摘発は20日ほど前に行われ、合わせて武器弾薬、車輌などを押収したという。 また、シャーム解放機構に近いイバー・ネット(3月12日付)によると、シャーム解放機構の治安部隊はイドリブ市内で爆弾が仕掛けられた車2台を発見した。 AFP, March 12, 2019、ANHA, March 12, 2019、AP, March 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 12, 2019、al-Hayat, March 13, 2019、Reuters, March 12, 2019、SANA, March 12, 2019、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, March 12, 2019、UPI, March 12, 2019などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.