反体制メディア活動家のワーイル・ハーリディー氏は、フェイスブックのアカウントで、アサド大統領が、いとこのスライマーン・ヒラール・アサド氏の国外逃亡を幇助したと綴った。 ハーリディー氏の書き込みによると、アサド大統領はスライマーン氏の家族の圧力に屈し、スライマーン氏の保釈を認めたという。 保釈を認められたスライマーン氏は用意された偽の身分証明書で出国、ブルガリアに逃れたという。 ハーリディー氏の書き込みの真偽は定かでない。 スライマーン氏は2015年8月、ラタキア市の鉄道駅前の交差点で、シリア軍のハッサーン・シャイフ大佐と車線変更をめぐってトラブルとなり、公衆の面前で同大佐を射殺、2016年1月に殺人罪で禁固20年の実刑判決を受けていた。 スライマーン氏はラタキア刑務所に収監されていたが、メンタル・クライシスを理由にダマスカスに移送されていた。 スライマーン氏の父のヒラール・アサド氏は、国防隊創設者n一人で2014年3月にラタキア県カサブ市での戦闘で戦死している。 [embed]https://www.facebook.com/wael.alkhaldy/posts/10156855068730155[/embed] AFP, March 9, 2019、ANHA, March 9, 2019、AP, March 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2019、al-Hayat, March 10, 2019、Reuters, March 9, 2019、SANA, March 9, 2019、UPI, March 9, 2019などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.