ダイル・ザウル県では、SANA(2月9日付)が複数の住民の情報として伝えたによると、米主導の有志連合が県南東部のタヤーナ村を爆撃し、住民3人が死亡した。 ドゥラル・シャーミーヤ(2月9日付)によると、米主導の有志連合はまたウマル油田に潜入しようとしたダーイシュ(イスラーム国)の部隊を爆撃し、戦闘員10人を殺害したという。 だが、シャルク・ニュース(2月9日付)は、爆撃で死亡したのは、戦闘員ではなく民間人(油田職員ら)で、その数は20人以上に達したと伝えた。 ** 一方、ANHA(2月9日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(2月9日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がバーグーズ村に残るダーイシュ(イスラーム国)最後の支配地域に対する総攻撃を開始した。 なお、AFP(2月10日付)によると、フランス軍のシリア国境から3キロのイラク領内の砂漠地帯に大砲3門を設置し、総攻撃に参加しているという。 AFP, February 9, 2019、February 10, 2019、ANHA, February 9, 2019、AP, February 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2019、al-Hayat, February 10, 2019、Reuters, February 9, 2019、SANA, February 9, 2019、al-Sharq News, February 9, 2019、UPI, February 9, 2019などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.