『ハヤート』(6月14日付)は、複数の消息筋の話として、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)とシリア政府の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市の処遇にかかるロシアとトルコの合意を受けて、タッル・リフアト市の名士からなる使節団がトルコ政府高官と協議した、と伝えた。 同消息筋によると、タッル・リフアト市の処遇をめぐって、ロシアとトルコは、同地からシリア軍とイラン・イスラーム革命防衛隊の支援を受ける民兵を撤退させ、代わってトルコ軍とロシア軍からなる部隊を展開させること、住民を帰還させること、住民による武器保有を禁止すること、そして同地の治安と安定を担う地元評議会を樹立することで合意しているという。 AFP, June 13, 2018、ANHA, June 13, 2018、AP, June 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2018、al-Hayat, June 14, 2018、Reuters, June 13, 2018、SANA, June 13, 2018、UPI, June 13, 2018などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.