イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月24日付)によると、ザーウィヤ山地方のカンスフラ村にあるシャーム解放機構の拠点複数カ所を、シリア解放戦線(シャーム自由人イスラーム運動、ヌールッディーン・ザンキー運動)が無人航空機(ドローン)を使って爆撃した。 これまで双方は、ドローンを偵察目的で使用していたが、攻撃に使用したのはこれが初めてだという。 [caption id="attachment_48693" align="aligncenter" width="622"] al-Durar al-Shamiya, April 24, 2018[/caption] [caption id="attachment_48700" align="aligncenter" width="622"] al-Durar al-Shamiya, April 24, 2018[/caption] ** だが、その後、シャーム解放機構、シリア解放戦線、シャームの鷹旅団はイドリブ県、アレッポ県での戦闘を停止することで合意した。 ドゥラル・シャーミーヤ(4月24日付)が公開した合意文書は手書きで、文書への署名を以て戦闘を停止すること、相手方メンバーの逮捕の停止、道路封鎖解除、検問所撤去、避難民の帰宅、逮捕者釈放などが定められている。 [caption id="attachment_48696" align="aligncenter" width="622"] al-Durar al-Shamiya, April 24, 2018[/caption] AFP, April 24, 2018、ANHA, April 24, 2018、AP, April 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2018、al-Hayat, April 25, 2018、Reuters, April 24, 2018、SANA, April 24, 2018、UPI, April 24, 2018などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.